2026年の夏フェスシーズンが本格的に始まる。フジロックとサマソニが史上まれに見る強力布陣で並び、ロッキンは5日間、ジャイガは4日間と規模の拡大も目立つ年だ。この記事では7月〜9月に国内で開催される主要フェス14本を開催日順に整理し、月ごとの見どころとフェス選びの視点をまとめる。情報はすべて2026年7月5日時点の公式発表に基づく。
開催日順カレンダー(2026年7月〜9月)
| 日程 | フェス名 | 会場 | 1日券(税込) |
|---|---|---|---|
| 7/4・5 | 京都大作戦2026 ※開催済み | 太陽が丘(京都) | 11,000円 |
| 7/18・19 | JOIN ALIVE 2026 | いわみざわ公園(北海道) | 14,500円 |
| 7/24〜26 | フジロック2026 | 苗場スキー場(新潟) | 3日通し59,000円ほか |
| 7/25・26、8/1・2 | OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2026 | 舞洲(大阪) | 12,000円 |
| 8/14・15 | RISING SUN ROCK FESTIVAL 2026 | 石狩湾新港(北海道) | 14日15,000円/15日20,000円 |
| 8/14〜16 | サマーソニック2026 | 千葉・大阪 | 東京21,000円/大阪19,000円 |
| 8/21〜23 | WILD BUNCH FEST. 2026 | 山口きらら博記念公園(山口) | 13,000円 |
| 8/22・23 | MONSTER baSH 2026 | まんのう公園(香川) | 13,000円 |
| 8/28〜30 | SWEET LOVE SHOWER 2026 | 山中湖きらら(山梨) | 15,000円 |
| 8/29・30 | RUSH BALL 2026 | 泉大津フェニックス(大阪) | 8,800円 |
| 9/12・13、9/19〜21 | ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2026 | 蘇我スポーツ公園(千葉) | 16,000円 ※全日程SOLD OUT |
| 9/19・20 | New Acoustic Camp 2026 | 水上高原(群馬) | 未発表(公式サイト参照) |
| 9/19〜21 | FEST. INAZUMA 2026 | 烏丸半島(滋賀) | GA 15,000円 |
| 9/19・20 | ULTRA JAPAN 2026 | お台場(東京) | GA 16,000円 |
※価格は各公式発表の代表的な券種。売り切れ状況は日々変わるため、購入前に必ず公式サイトを確認してほしい。
7月──苗場から始まる
すでに京都大作戦(10-FEET主催、今年はくるり・サンボマスターらも出演)が幕を開け、7/18からは北海道のJOIN ALIVE(BUMP OF CHICKEN、サカナクションがヘッドライナー)。そして7月末の主役はやはりフジロックだ。The xx、Khruangbin、Massive Attackという内省的で音響的なヘッドライナー3組は、当サイト的には今年もっとも「余白を聴く」フェスになると見ている。関西では10周年のジャイガが史上初の4日間開催(Vaundy、UVERworld、櫻坂46ほか)に踏み切る。
8月──お盆の南北対決から月末の湖畔まで
お盆は北のRISING SUN(アジカン、黒夢、スカパラほか。8/15はオールナイト)と、東西のサマソニ(The Strokes、ラルク、Ado)が同日程でぶつかる。キャンプ込みの没入型か、都市型の回遊型か、性格は正反対なので迷ったら「朝日を見たいかどうか」で決めればいい。月末は中四国のWILD BUNCH(3日間・63組)とMONSTER baSH、山中湖のSWEET LOVE SHOWER(Creepy Nuts、アジカン、Vaundyがトリ)、そして1日8,800円という良心価格を貫く泉大津のRUSH BALL(BUMP、エルレ、BRAHMANほか)まで、毎週どこかで鳴っている。
9月──ロッキン5日間、そして9/19問題
9月の最大勢力はロッキン。蘇我で5日間・115組(椎名林檎、BUMP、Number_i、Creepy Nutsほか)という物量だが、すでに全日程ソールドアウト。8月下旬に公式リセールが予定されているので、狙う人はそこが最後のチャンスだ。そして今年の9/19-21はカレンダーが渋滞している。ニューアコ(群馬・キャンプ×アコースティック)、西川貴教主催のFEST. INAZUMA(滋賀)、ULTRA JAPAN(お台場・ダンスミュージック)が同じ週末に集中。音楽性がきれいに分かれているので、むしろ選びやすい週末とも言える。
フェス選びの3つの視点
- 音の好みで選ぶ──洋楽・音響派ならフジロック、雑食ならサマソニ、邦ロック一直線ならロッキン・ラブシャ・WILD BUNCH、パンク/ラウドなら京都大作戦・モンバス、ダンスならULTRA
- 過ごし方で選ぶ──キャンプと自然に浸るならフジ・RSR・ニューアコ、日帰り機動力なら都市型のサマソニ・ジャイガ・RUSH BALL
- 財布で選ぶ──1日券の相場は13,000〜21,000円に上がったが、RUSH BALLの8,800円と京都大作戦の11,000円は健在。地方フェスは遠征費込みで比較を
まとめ
14本を並べて見えるのは、フェスが「夏の一大イベント」から「毎週末の選択肢」に変わったということだ。全部は行けない。だからこそ、自分がどの音の前に立ちたいかを先に決めてほしい。各フェスの詳細は今後も個別記事で掘り下げていく。まずはフジロックとサマソニの2本から。
個人的な今年の注目は「9/19の渋滞」。ニューアコ・イナズマ・ULTRAが同日に並ぶのは、フェス文化が細分化して、それぞれの客層が確立した証拠だと思う。かつて「夏フェス」という一つの言葉でくくれた景色が、いまは10通り以上の夏に分かれている。あなたの夏がどれなのか、コメント欄で教えてほしい。




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