クラウトロック入門
クラウトロックを思想や国籍ではなく「反復の扱い方が変わった過程」として辿る。CANはSpoon Records、NEU!とHarmoniaはGroenland Recordsという権利元の公表情報だけで年表を組み、1972年から1975年の4年間に変化が集中していたことを示す。到達できなかった出所も明記した。
フィッシュマンズ『宇宙 日本 世田谷』制作秘話
私設スタジオ「ワイキキ・ビーチ」で何が起きていたか。ZAKとの出会いから前代未聞の契約、追い詰められた4ヶ月のセッションを経てLONG SEASONへ至る道のりまで、世田谷三部作を締めくくった一枚の制作背景を深く辿るライナーノーツ。
My Bloody Valentine『Loveless』制作秘話レビュー
制作費25万ポンドという伝説と、本人が語る14万ポンドという現実のずれ。19のスタジオを渡り歩いた2年間、トレモロという発明で壁を作った手法まで、シューゲイザーの規範を作った一枚をシールズ自身の証言から読み解くレビュー。
Talk Talk『Laughing Stock』
『Laughing Stock』はいかにして生まれたか。EMIとの決別、ウェセックス・スタジオでの暗闇の録音、5スレイブ録音や一本のマイクで捉えた静寂、6曲の見取り図まで、Talk Talk最終作の制作背景を深く辿るライナーノーツ。
エイフェックス・ツイン『SAW 85-92』静かなる衝動
リチャード・D・ジェームスがエイフェックス・ツイン名義で残した歴史的名盤『Selected Ambient Works 85-92』。ローファイなテープカセットの質感とアナログシンセが奏でるノスタルジックなメロディの記憶を紐解きます。
クラフトワーク『Computer World』:電子音が紡ぐ未来の予言
クラフトワークが1981年に発表した先見の明に満ちた傑作『Computer World』。コンピュータ社会の到来を予見したミニマルな電子ビートと合成音声が描く、冷徹で美しいテクノロジーのノスタルジーを徹底解剖。本記事では初心者から実務担当者まで役立
沈黙への歩幅
エレポップの旗手からポストロックの先駆者へと奇跡的な変容を遂げたTalk Talk。マーク・ホリスが追求した「沈黙より優れた音」という引き算の美学を、名盤『Spirit of Eden』『Laughing Stock』などの徹底的な音響分析を通じて紐解く。
トータスとポストロックの音響工作
シカゴ音響派の先駆者トータス(Tortoise)。その代表的名盤『ミリオンズ・ナウ・リヴィング・ウィル・ネヴァー・ダイ』や『TNT』を軸に、レコーディングスタジオを『一つの楽器』として用いたポストロックの音響工作を解説します。
Radiohead『OK Computer』の音響と制作エピソード
レディオヘッドの『OK Computer』はいかにして録音されたか。St Catherines Courtでの特殊な空間利用、使用機材、メンバーとナイジェル・ゴドリッチによる具体的な音響設計プロセスを客観的事実から紐解く。
ポストロック入門──歌のないドラマを聴くための最初の5枚
SlintからTortoise、Mogwai、Sigur Rós、そして日本のtoeまで。「ロックの楽器でロックじゃないことをする」ポストロックの系譜と聴き方を、最初の5枚で案内する。