イヤーピースを替えると何が変わるか
イヤーピースを替えて音が変わるのは、材質の音色差というより、密閉の度合いと挿入の深さが変わるからである。密閉は低域の量を決め、挿入の深さは外耳道の共振周波数を決める。同じイヤホンでもサイズを一段変えれば中高域の山が数百ヘ […]
DAC/アンプは要るのか
DACやアンプが要るかどうかは音質の好みではなく、使っているヘッドホンを目標の音量まで鳴らせる電圧が出ているかで決まる。感度とインピーダンスから必要電圧を計算する式と換算表を作り、差が出る場面と出ない場面を数字で切り分けた。
デスクトップの小型スピーカー
机上の小型スピーカーで効くのは口径でも出力でもなく耳との距離である。近づくほど直接音が優勢になり部屋の反射が後退するという原理から、対称・高さ・天板・壁の4段を順に整理し、この聴き方が苦手な領域まで扱う。
レコード入門
レコードに必要なのはプレーヤー・フォノイコライザー・出力側の3点だが、箱の数と機能の数は一致しない。フォノイコライザーの所在で分かれる4通りを表に整理し、設置で音が変わる原理と確認すべき3点、そして構造上消えない制約まで扱う。
音楽サブスクの音質比較
音楽サブスクのロスレス対応は契約しただけでは差が出ない。Apple公式の記述をもとに、Bluetooth接続では可逆にならないこと、48キロヘルツ超にはDACが要ること、対象外のコンテンツがあることを整理し、差が残る経路を4条件に絞った。
開放型と密閉型の使い分け
開放型と密閉型のどちらを選ぶかは好みではなく住環境で決まる。環境省の騒音に係る環境基準が定める地域類型と昼夜の数値を出発点に、夜だけ聴くのか昼も聴くのか、道路に面しているか、音漏れを許容できるかの3点で判断する手順を整理した。
夜の小音量に向くヘッドホンの条件
夜に音量を絞ると音が痩せるのは機材ではなく耳の性質です。等ラウドネス曲線(ISO 226:2023)が示すのは、音量が下がるほど低域と高域が聞こえにくくなること。ここから導ける「遮音」「感度とインピーダンス」「低域の輪郭」の3条件を整理しました。
深夜の小音量リスニング実用チェックリスト
原理の再解説はしない。Spotifyの音量ノーマライズ設定、Apple MusicのSound Check、Genelec公表のニアフィールド配置寸法など、今夜からそのまま試せる具体的な数値だけをまとめたチェックリスト。
小さな音量で豊かに聴くオーディオ術
深夜にボリュームを絞ると低音と高音が痩せて聞こえるのは、機材ではなく耳の特性による。等ラウドネスの考え方から機材・設置・補正の技術、小音量でこそ輝く名盤10枚まで、音量を下げて豊かに聴くための方法と哲学をまとめた。